Kensington Slimblade Trackball Mouse2008年02月01日

Kensington Slimblade Trackball Mouse
前から気になっていたKensingtonのSlimblade Trackball Mouse (http://us.kensington.com/html/13880.html)を入手した。Bluetoothで接続する無線マウスなのだが、一般的なマウスのホイールの位置に小さなボールが埋め込まれている変わり種のマウスだ。ボールを動かすと縦スクロールのみならず、横方向へのスクロールもできる。この操作感はほぼApple Mighty Mouseのそれに等しい。Apple Mighty Mouseのボールよりもやや大きなボールなので、安定した操作が可能なように思う。

さらに、ボールのまわりにあるボタンをダブルクリックすることによって、マウスモードからトラックボールモードに変更することができる。

トラックボールモードになると、マウス本体を動かしても反応しなくなる。ボールの動きにしたがって、ポインタが動くようになるのだ。「マウスを動かすスペースがないときには、このモードが便利だ」と説明には書いてあるのだが、正直言って使いにくい。Kensingtonはトラックボールの老舗で、その操作感には定評があるので、トラックボールモードにもけっこう期待していたのだが、結論から言って、期待していたほどではなかった。やはりボールが小さすぎるのと、人差し指で操作するので、ボタンをクリックしながら、ボールを操作すること(いわゆるドラッグ)ができないのが使いにくい原因だろう。もっとも中指でボールを操作するようにカラダの方を慣らせばいいのかもしれないが。

マウスとしての性能はまずまずのように思う。レーザー式の光学マウスで、MacOS Xで使用したときの、ポインタの動きも、ボールによるスクロールもひじょうになめらかである。トラックボールモードはおまけ的機能のきらいはあるが、プレゼンテーションのときには便利かもしれない。

ただ、マウスの裏側の滑りをよくする素材の一部が買って2日目にして、剥がれてどこかへいってしまった。こういうところはちゃんと作っておいてほしい。また、99.99ドルという値段はちょっと高すぎるようにも思う。トラックボールモードの利用頻度を考えると、機能的に似通っていて、同様にBluetooth接続のApple Wireless Mighty Mouseを選択した方が賢明かもしれない。こちらは69ドルだ。しかも実質的なボタンの数はMighty Mouseの方が多い。Mighty Mouseの欠点として、ボールが汚れてすぐダメになってしまう、というのがある。これと比べるとボールの耐久性がどうか、今後、時間をかけて評価してみたい。

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