ゼンハイザー PXC5502017年07月23日

ANAのマイルが期限切れになりそうだという連絡が来たので、溜まってたマイルをANAショッピングの商品リストにあったゼンハイザーのノイズキャンセル機能付きのBluetoothヘッドホンのPXC550と交換した。

期待していたのは、あちこちのサイトでBoseのQuiet Controlシリーズと遜色ないという評判のノイズキャンセル機能だ。この1週間の間に通勤の地下鉄と、出張で使う特急電車と航空機の中で試してみた。

ゴーッという低い音に関してはほとんど聞こえなくなる。でも、それ以外の比較的周波数の高い音に対してはあまり効果がないように思える。たとえば、電車だとガタンゴトンという線路の音や車内アナウンスの音はけっこう聞こえる。飛行機のノイズもかなり低減されはするのだが、キャンセル機能をオンにするとまったくの無音になるのではと期待したので、そこは少しがっかりだ。ただ、安全の観点からわざと完全に無音にはしないようになっているのかもしれない。

ゼンハイザーのヘッドホンはほかに2つ所有しているけど、PXC550の音の傾向もそれらに似ている。派手すぎない、自分にとっては好みの音である。

Bluetoothのヘッドホンを使うのは今回が初めてだったけど、ケーブルがないとこんなにも快適だということは、体験するまでわからなかった。通勤時にも、音楽を聞くのではなくノイズキャンセルだけのためにヘッドホンを装着してみた。ゴーッというノイズがないせいか、自分の靴音であるとか本のページをめくる音がとくに敏感に感じられるように思えた。ふだん大きなノイズにさらされていたことを改めて認識する。

申し分ないのだけど、普段使いでこのヘッドホンを装着して街を歩くと、地下鉄の窓に映る自分の姿が見るからにマニアっぽい感じがして、それはいかんともしがたいのだけど、そこだけが不満だった。