『バイバイ、ブラックバード』2010年12月17日

伊坂幸太郎のバイバイ、ブラックバードを読了。あるキング、SOSの猿など、ここ何作かはどうも伊坂幸太郎っぽくないと言うか、読後すっきりしない作品が続いていたが、本作はなかなかよかった。キャラクター造形がうまい。会話のやりとりも読んでて実に楽しい。

そういえば彼の著作にしては珍しく「ミュージック」に対する過剰なこだわりがなかったな。

太宰治の「グッドバイ」をモチーフにしているというのは、解説本を読んで初めて知った。