MacBook Air再び2023年06月24日

不満だらけのMacBook Pro (2020)だけど、家で使うときはCalDigitのTS3というThunderbolt3のハブにつないで、キーボードとトラックボールと4K LCDモニタを接続し、クラムシェルモードで使っていた。

ところが先月の話だったが、使用中に突然、画面が横に流れてずれて表示されるという現象があった。その現象自体は再起動したかなんだかで直ったのだが、それ以来、どうも接続したキーボードや4K LCDが認識されなかったり、充電がされなかったりと微妙に調子が悪くなった。症状はいつも発生するわけではなく、正常に動作することもあり、原因の尻尾がつかめずに困っていた。

TS3の日本の代理店に連絡を取って、何が問題なのかやりとりしていたのだけど、そうこうしているうちに、MacBook Proのバッテリの表示に「修理サービス推奨」と出るようになった。とりあえず、バッテリを交換して正常な状態にしないと原因究明に差し障りがあるということで、AppleStoreに持っていった。

以前のAppleのノート型は、AppleStoreにバッテリの在庫があれば1〜2時間の作業時間でその日のうちに交換してもらえたのだが、最近のMacBook Proは3日〜1週間預けて一旦工場に送らないと交換できない構造なのだという。費用も税込で37,500円もかかる。びっくりである。

費用が高いのにも閉口したが、Macが手元になくなると仕事にならないので、とりあえず代替機を用意して、そちらに現状必要な環境を移してから改めて預けることにした。

で、用意した代替機が10年前に買ったMacBook Air (mid 2013)である。締め切りの近い書類のファイルや、普段からデータを蓄積しているエクセルのファイルを移行させ、OfficeやらTeamsやらZoomやらをインストールして、そちらで一連の作業ができるようにした。

驚いたことには、10年前のMacBook Airの方が動作が軽快なのである。MacBook Pro(2020)は、買った時から動作がもっさりで、日本語入力がタイピングに追いつかないことが度々あり、かなりのストレスだったが、MacBook Air (mid2013)ではほぼそのようなことがない。エクセルやパワーポイントも機敏だ。

MacBook Airで動いているmacOSのMojaveがBigSurよりも軽いのかもしれない。が、OSの機能としてBigSurでなければ困るものが何もない。Mojaveなので、継続使用を諦めていたApertureがパッチなしで動くのもありがたい。Core i7にしておいたおかげか、Zoomのバーチャル背景機能も使える。Teamsは起動に若干時間がかかるものの、立ち上がってしまえばMacBook Proと遜色ない(というかむしろ速い)。

画面はRetinaディスプレイではないが、老眼の目にはどちらでも同じだ。むしろ高精細な分だけ、同じ情報を表示するにも負荷が高く、そのせいで動作がもっさりになっているのだとしたら、この10年は必要もないRetinaディスプレイに騙され続けているのではないかという気がしてきた。

結局、MacBook Airに2TBのSSDを奢ってやり、MacBook Proからほぼ全部の環境を移動させて、こちらをメインで使うことにした。MacBook Proの1TBのSSDも残り50GBで心もとなかったので、ちょうどよかった。なんせMacBook ProはSSDが基板直付けなのでアップグレードもできない。

その後、2週間使い続けているがなんの問題もない。バッテリも昨年10月に交換したばかりである。何より、Catalina以降しか動かないMacBook Proになってから使えなくなって諦めていたマックの便利な機能が全部戻ってきた。キーボードの打鍵感もいいし、ここのところ忘れていたマックを使う喜びのようなものを噛みしめている。

ちなみにこちらのブログにもあるが、CalDigit TS3の日本語のサポートはひじょうに手厚く感謝している。
https://www.popolog.net/caldigit-ts3-plus-review.html

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://miscellany.asablo.jp/blog/2023/06/24/9596749/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。