FinePixF30とFinePixF200EXR ― 2010年02月03日
先月なかばの米国出張。現地3泊の短期出張だったので一眼レフは家に置いてくことにしたのだが、常時携帯しているFinePix F30では、広角側も望遠側も心細い。そこで、前から気になっていたFinePix F200EXRを購入した。キタムラカメラ宝塚店でカシオの古いデジカメを下取りしてもらい2,000円引き。これで、5年保証をつけて実質20,000円弱で購入した。もっと安く購入できる店もあったようだが、次の日から出張で、急いでいたので仕方がない。
さて独断に満ちてはいるけど、FinePixF30と比較した場合のFinePixF200EXRのよいところ、悪いところをまとめておく。
■よいところ
- やはり28mmからの広角は余裕がある。広角撮影時はバリバリ後処理でひずみ補正が入ってはいるけど、これは小さなボディにこれだけのズームレンズを詰め込んでるのだからしかたがない。
- ダイナミックレンジが広い。タクシーの後部座席からフロントグラスを通じて外を撮影しても、ちゃんと車内と外の景色が白とび、黒つぶれ無しで撮れる。
- SDカードに対応している。F30に入っているxDピクチャカードは容量が512MBだったので、ムービーを撮ることはあまりなかったけれど、F200EXRでは撮ることが多くなるかも。
■悪いところ
- FinePixF30に比べると起動が遅い。電源オンをしたときのFUJIFILMのロゴが出ている時間が長く、シャッターチャンスを逃しそう。
- ズームがぎこちない。意図した画角を行き過ぎて思い通りの画角になるまでなんども往復することになる
- 思ったより電池が保たない。FinePixF30と比べると、電池のサイズ自身が小さくなったので仕方がないが、FinePixF30が前回いつ充電したか忘れてしまうほど、電池が保ったのに対して、1日パシャパシャ撮ってると、電池不足になる。EXRオートにすると、激しく電池を消耗するらしいので、使うのを避けているが、それでもやはり電池が保たない。
- レンズが暗い。F30が開放F2.8なのに対してF200EXRは開放F3.3。FUJIFILMのデジカメは、撮像素子は高感度に強いけど、レンズが暗いものが多い。
- 設定モードが複雑に絡み合ってわかりにくい。これは設定できるモードの数が多彩なのでしかたないかもしれないけれど。
- シャッター優先AEがない。また絞り優先AEも2段階しか設定できない。どうも絞りではなくNDフィルターで光量を落とすという設計らしい。
顔認識機能はいまひとつまだ効果がわからない。また、手ぶれ補正も恩恵を受けているのだろうが、それほど実感はない。連写機能はまだ試していないが、画像サイズを小さくすれば、0.2秒/コマで連写できるらしいし、ちょこまか動く子どもを撮るときなどは便利だろうと思う。
でも結論を言うと、F30の広角側が28mmだったらおそらくF200EXRを買うことはなかっただろう。もし、F30を持ってなかったら、すばらしいデジカメだと思っていただろうけど。
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